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東京アートブックフェア2013に行ってきました
先日、松本から東京に戻ったその足で、
東京アートブックフェア2013に行ってきました。
午後の遅い時間になったので、
あんまり人はいないかしら?
なんて思ってたけど、甘かった。
相変わらずの盛況っぷりで
(多少ピークは過ぎてたみたいですが)
どの教室も入るのに、一瞬ためらわれるレベル(苦笑)
まず全体的な雑感。
ちゃんと確認してないんですけど、
韓国・中国からの出店が去年より増えた?ような気がします。
ブースに並べている本や、説明文から
「あぁ、アジア圏からの出店か~」というのがわかるものもあったけど、
何気なく本を手に取ってたら
ブースの人に英語で話しかけられて
「あ、外国の方でしたか」ということもあったり。
欧米のパブリッシャーが世界に飛び出ていくのはよくあることだけど、
アジアでは各国内にとどまっているイメージだったので、
こうやって外に出始めているのは
何かの流れの始まりなのかなぁ、などと思いました。
あと、みんなブースの作り方がうまい、というか
なんかこなれてる気がしたのは、
最終日だったからですかね。。。
さて、いくつかリトルプレス・Zineを買ってきた中から、
個人的に「これは!」と思ったものを
3つほどご紹介をば。。。
※リンク先は媒体のサイトがあればそこへ、
なければ制作者のページへとびます
■ニニフニ
「これ、また造本に惹かれたんでしょ〜?」
と言われそうな雑誌です。
表紙を開くと観音開きになっていて、
左右それぞれに中とじの冊子がくっついている作り。

表紙

開くと観音開きになっていて…

上から見るとこんな感じ。内側にVの字を作ってるのが冊子部分

冊子部分を開くとすごく横長に。左の冊子はビジュアルメイン、
右の冊子はテキストメイン、という住み分けができている
確かに作りも面白いんですけど、
それより中身から良いサブカル臭(※褒め言葉)がしたんですよね~。
雑誌が売れないと嘆かれるようになってから久しく、
ホントにいい話を聞かないんです。雑誌は。
そんな時代だけど作っちゃう。
「マジ、そんなの関係ねぇ。」
「今、あふれるほど雑誌はあるけど、俺の読みたいものがないんだよね。だから作る」
っぽい雰囲気がなんとなくあって、
そこがいいな、と。
昔はこういうのがあったけど、
真っ先に淘汰された種類といいますか。
そしてそれが1周回って新しい、みたいな。
ちなみに表紙と中とじの2冊を合体させる作業は、
編集部の人が1冊1冊、
手でガチャン!と組み合わせているそうです。
次号もこの形で出るのかわかりませんが、
普通の雑誌になっても買ってみたい期待の1冊。
■青天井
まず、デカい。
どーーーーーーん!
(と言っても、写真じゃ伝わらないかもですが)

ピンクのところは、このZineを作ったカタバミプラスさんのカード。
大きさがわかるよう置いてみました。ちなみに紙のサイズはA1とのこと
正直、第一印象は
「持って帰るの、めんどくさそうな作りだな」
でした(苦笑)
でも結局、2枚も買って帰ってるんだから、
人間っていうのは不思議な生き物です。
立川にある天井の写真を撮って、
それを青焼きしたので、
「青天井」。
こういうネーミング、好きなんです(笑)
そして、青焼きしたものを、製本するのではなく、
1枚の紙のままで売っている、
っていうのが冊子という形態にこだわらない
Zineっぽいところ。
右端に製本方法が書いてあって、
その通りに作ると手のひらサイズの豆本になります。
(豆本になったものはこちら)
「製本」という体験までを込めたZineですね。
ちなみに2枚買ったのは、製作用と保存用です。
(切り貼りしたら元がどんなのかわからなくなるので)
「2枚ください」
って言ったら
「ふぇっ!?」みたいな感じで
若干驚かれました。
ほかにおんなじこと、考えた人、いなかったのかなぁ…。
■Oh!CHANOMART(オチャノマート)
「お茶の間」+「アート」=オチャノマート
だそうです(笑)
お茶の間といった家族が集まる身近なところで、
親子そろってアートを楽しめるようになるといいな、というような
想いがあるとのこと。

いい意味で「子供っぽい」レイアウトが
シャレオツな本があふれる中で目立ちました。
定期的に子供向けの工作ワークショップを開催している、というバックグラウンドを活かして
子供の工作作品が掲載されているんですけど、
それがすごくいい。
あの、子供特有の感覚がダイレクトに伝わってきて、
元気が出る、とか
インスピレーションを刺激されるような気がします。
見た目や写真ばかりじゃなく、内容もしっかりしていて、
クラフト作家や親子になじみ深いミュージシャンなどに
インタビューをしたり、
「やってみよう!」的な企画もあったり。
子供を起用した「おしゃれ番長」のページは
かわいくって思わず笑ってしまいます。
予告によると、次の特集は「布で作る」。
これも楽しみだなぁ。
・・・といったところで、
ずいぶん長文になってしまいました。
偏愛に満ちた紹介となりましたが、
何かの参考・刺激になれば幸いです。
東京アートブックフェア2013に行ってきました。
午後の遅い時間になったので、
あんまり人はいないかしら?
なんて思ってたけど、甘かった。
相変わらずの盛況っぷりで
(多少ピークは過ぎてたみたいですが)
どの教室も入るのに、一瞬ためらわれるレベル(苦笑)
まず全体的な雑感。
ちゃんと確認してないんですけど、
韓国・中国からの出店が去年より増えた?ような気がします。
ブースに並べている本や、説明文から
「あぁ、アジア圏からの出店か~」というのがわかるものもあったけど、
何気なく本を手に取ってたら
ブースの人に英語で話しかけられて
「あ、外国の方でしたか」ということもあったり。
欧米のパブリッシャーが世界に飛び出ていくのはよくあることだけど、
アジアでは各国内にとどまっているイメージだったので、
こうやって外に出始めているのは
何かの流れの始まりなのかなぁ、などと思いました。
あと、みんなブースの作り方がうまい、というか
なんかこなれてる気がしたのは、
最終日だったからですかね。。。
さて、いくつかリトルプレス・Zineを買ってきた中から、
個人的に「これは!」と思ったものを
3つほどご紹介をば。。。
※リンク先は媒体のサイトがあればそこへ、
なければ制作者のページへとびます
■ニニフニ
「これ、また造本に惹かれたんでしょ〜?」
と言われそうな雑誌です。
表紙を開くと観音開きになっていて、
左右それぞれに中とじの冊子がくっついている作り。

表紙

開くと観音開きになっていて…

上から見るとこんな感じ。内側にVの字を作ってるのが冊子部分

冊子部分を開くとすごく横長に。左の冊子はビジュアルメイン、
右の冊子はテキストメイン、という住み分けができている
確かに作りも面白いんですけど、
それより中身から良いサブカル臭(※褒め言葉)がしたんですよね~。
雑誌が売れないと嘆かれるようになってから久しく、
ホントにいい話を聞かないんです。雑誌は。
そんな時代だけど作っちゃう。
「マジ、そんなの関係ねぇ。」
「今、あふれるほど雑誌はあるけど、俺の読みたいものがないんだよね。だから作る」
っぽい雰囲気がなんとなくあって、
そこがいいな、と。
昔はこういうのがあったけど、
真っ先に淘汰された種類といいますか。
そしてそれが1周回って新しい、みたいな。
ちなみに表紙と中とじの2冊を合体させる作業は、
編集部の人が1冊1冊、
手でガチャン!と組み合わせているそうです。
次号もこの形で出るのかわかりませんが、
普通の雑誌になっても買ってみたい期待の1冊。
■青天井
まず、デカい。
どーーーーーーん!
(と言っても、写真じゃ伝わらないかもですが)

ピンクのところは、このZineを作ったカタバミプラスさんのカード。
大きさがわかるよう置いてみました。ちなみに紙のサイズはA1とのこと
正直、第一印象は
「持って帰るの、めんどくさそうな作りだな」
でした(苦笑)
でも結局、2枚も買って帰ってるんだから、
人間っていうのは不思議な生き物です。
立川にある天井の写真を撮って、
それを青焼きしたので、
「青天井」。
こういうネーミング、好きなんです(笑)
そして、青焼きしたものを、製本するのではなく、
1枚の紙のままで売っている、
っていうのが冊子という形態にこだわらない
Zineっぽいところ。
右端に製本方法が書いてあって、
その通りに作ると手のひらサイズの豆本になります。
(豆本になったものはこちら)
「製本」という体験までを込めたZineですね。
ちなみに2枚買ったのは、製作用と保存用です。
(切り貼りしたら元がどんなのかわからなくなるので)
「2枚ください」
って言ったら
「ふぇっ!?」みたいな感じで
若干驚かれました。
ほかにおんなじこと、考えた人、いなかったのかなぁ…。
■Oh!CHANOMART(オチャノマート)
「お茶の間」+「アート」=オチャノマート
だそうです(笑)
お茶の間といった家族が集まる身近なところで、
親子そろってアートを楽しめるようになるといいな、というような
想いがあるとのこと。

いい意味で「子供っぽい」レイアウトが
シャレオツな本があふれる中で目立ちました。
定期的に子供向けの工作ワークショップを開催している、というバックグラウンドを活かして
子供の工作作品が掲載されているんですけど、
それがすごくいい。
あの、子供特有の感覚がダイレクトに伝わってきて、
元気が出る、とか
インスピレーションを刺激されるような気がします。
見た目や写真ばかりじゃなく、内容もしっかりしていて、
クラフト作家や親子になじみ深いミュージシャンなどに
インタビューをしたり、
「やってみよう!」的な企画もあったり。
子供を起用した「おしゃれ番長」のページは
かわいくって思わず笑ってしまいます。
予告によると、次の特集は「布で作る」。
これも楽しみだなぁ。
・・・といったところで、
ずいぶん長文になってしまいました。
偏愛に満ちた紹介となりましたが、
何かの参考・刺激になれば幸いです。
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